
開催レポート|#02-03 安心して参加できる場をつくるために 参加者の募り方
2025.5.21
それでも、当事者同士だからこそ、
わかちあえることがあるかもしれません。
全国に約1,800ある
「セルフヘルプグループ」は、
共通の悩みや生きづらさがある当事者が
運営しているグループです。
自分や大切な人が病気や障害をもったり、
家庭や職場での関係性に苦悩したり、
いじめやハラスメントの被害者や
加害者になったりする。
こうした経験は、
誰しもがあう可能性をもっています。
わたしたちwreath(リース)は、
セルフヘルプグループを必要としたときに
つながれる仕組みをつくることで、
どのような悩みや生きづらさを
抱えたとしても支えあえる社会を
目指します。
2025.5.21
2025.4.15
2025.4.10
2025.4.7
「共通の悩みや生きづらさがある当事者が
運営しているグループ」といわれます。
悩みや生きづらさをわかちあうことで
「一人ではない」と思えることがあります。
自助グループ、当事者会、家族会、患者会などと
表現されていることもあります。
病気や障害、依存症、不登校、引きこもり、
子育て、介護、性的マイノリティなど、
本人や家族を対象にしたさまざまなグループがあります。
出典:高松里(2021)『改訂増補 セルフヘルプ・グループとサポート・グループ実施ガイド 始め方・続け方・終わり方』金剛出版
一般社団法人wreath「セルフヘルプグループの
認知度に関する調査」2024年11月
セルフヘルプグループは
誰もが必要としうる場ですが、
よく知られていません。
そのため、参加に対して不安を感じたり、
グループ運営に課題を
感じたりすることがあります。
「行ってみたいけれど、
どのような場なのかわからなくて不安…」
「その場には何人くらいいるのだろう」
「自分にあうグループがどこなのかわからない」
など
参加経験がある方へのアンケート・インタビューより
/2023年4-6月
「参加する可能性のある人にどのように
情報を届けたらいいのだろう」
「安全に進行するための方法が知りたい」
「悩みごとを抱えたらどこに相談したらいいのか」
など
運営経験がある方へのアンケート・インタビューより/
2024年10-11月
wreathでは、セルフヘルプグループの
プラットフォームの運営を中心に、
セルフヘルプグループに関する調査や
情報発信を行っています。
フリーワードやカテゴリなどから検索することで抱えている悩みや生きづらさにあったセルフヘルプグループをみつけられます。安心してつながれるようにミーティング情報にはニーズ調査から明らかになった参加前に知りたい情報を掲載。
ユーザー登録をすると、気になるミーティングをブックマークしたり、フォローしたグループから次回の開催の通知を受け取ったりすることができます。
セルフヘルプグループ運営に関する情報交換会や交流会を開催しています。ゲストをお招きし話題提供いただくほか、セルフヘルプグループ運営に関する体験や知恵をわかちあう時間をもうけています。ミーティング時のファシリテーション、グランドルールの設定、活動にかかる費用についてなど、ともに悩みながら新しい知恵を生み出していく場となれるよう運営しています。
過去の開催レポートセルフヘルプグループの認知度や参加率などセルフヘルプグループの実態把握に関する調査ならびに情報発信を行っています。調査を通じて、セルフヘルプグループへの参加や開催における課題の把握ならびに解決にむけた取り組みを行い、またそれらの情報発信を行い関係各所との連携に努めることでセルフヘルプグループの活動を支える社会づくりを進めてまいります。
過去のレポート名称
一般社団法人wreath(リース)
設立
2024年4月8日
理事
下村 真代(代表理事)
中垣 智晴
上坂 紗絵子
所在地
〒651-0084
兵庫県神戸市中央区磯辺通
1丁目1番18号
カサベラ国際プラザビル707号室
年次報告書
2024年度 ※2025年6月頃完成予定
クリスマスの時期によく見かけるリース(花輪)がセルフヘルプグループに似ているように思ったことがきっかけで、wreath(リース)と名付けました。一つひとつの花や草木が紡がれてリースがつくられるように、人と人がわかちあうなかで新しい何かが生まれていきますようにと期待を込めています。
下村 真代Mayo Shimomura
一般社団法人wreath
代表理事
大学卒業後、教育系の公益財団法人にて子どもの発達支援に携わる。そこで社会的価値の発信に関心をもち、総合広告会社に転職。マーケティング関連の部署に所属し、市場調査などの業務を行う。自身がセルフヘルプグループを必要とし助けられた経験から、2024年4月に一般社団法人wreathを設立し活動中。
支えあえる社会をつくるために、
皆さまのご支援が必要です。
「今回のみの寄付」と「継続的な寄付」で
私たちの活動を支えてください。
【参考:セルフヘルプグループの数について】
かながわボランティアセンターに登録して活動しているグループの数は56(社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会 かながわボランティアセンター「本会登録のセルフヘルプ・グループ一覧」 25年2月末時点)。この数値を参考に以下のように算出。東京:200グループ / 北海道、神奈川、千葉、埼玉、愛知、兵庫、大阪、福岡:56グループ×8=448グループ / ほか都道府県:30グループ×38=1,140グループ 合計1,788グループ